バス停と薬局 お年寄りにとって大きな問題

バス停と薬局。

実はこの2つは切っても切り離せない関係になりつつあると思います。

高齢化社会の影響

日本は高齢化社会へ少しずつ進んでいっています。高齢者が増えるということは、どうしても体調に何かしらの変化をもらたしやすくなります。それにより、何かしらの薬を服用する機会が増えてきます。

お年寄りにとって、病院や薬局へ行くのはなかなか大変なことです。また、病院や薬局へは「行きたいときに行く」ということではなく、「行かなくてはならない」ものです。

病院へ薬局までの距離が近いのであれば、それほど大変なことではありませんが、必ずしもそうとは限りません。そのため、お年寄りにとって移動手段は非常に重要な要素となってきます。

車の運転ができればよいが・・・

年齢にもよりますが、お年寄りになってくると、車の運転に不安を感じる方が増えてきます。そのため、移動するときには公共の移動手段を利用することになってきます。

そのとき利用されるのは、タクシー、そしてバスとなってきます。

地域によってお年寄りがタクシーを利用する際に、特別なチケットを発行していることもありますが、そうではない地域もまだまだたくさんあります。その場合、大金をかけてタクシーを利用しなければなりません。

一方、バスの場合、ある程度長い距離移動しても比較的低料金で利用できます。

このようなことからも、お年寄りが病院や薬局へ行く際にはバスを利用する機会が増えてきます。

バス停と病院・薬局との距離

バスは、主要な道路であれば大抵通っています。また、特に大きな病院へはバスを利用していくことができます。そして、大きな病院の周辺には薬局が立ち並んでいます。

つまり、バスを利用すれば病院へも薬局へも行くことができます。

このことからも、バスは病院や薬局への交通手段として、お年寄りによく利用されているのです。

少しの移動も難しい実態

バスを利用することで、病院や薬局へ足を運ぶことはできますが、それでもお年寄りの体力によっては、ほんの少しの移動でさえ難しいことがあります。

そのような時、医師や薬剤師が在宅訪問してくれるサービスが利用されます。

お年寄りにとっては非常に便利なサービスではあるのですが、実際には十分にサービスが行き届いていないのが現状です。それは、例えば薬剤師が在宅訪問する際に、1日で回れる数がかなり限られてきます。

薬剤師は現状人手不足の状態で、訪問に人手を回してしまうと、薬局でのサービスに支障が出てしまうのです。

ちなみに薬剤師不足は業界内では深刻な問題となっています。人材を確保しようと、多額の金額を薬剤師専門の転職サイトに支払ったり、紙媒体に出したりしています。それでも全然集まらないのです。

このように、人手不足というのも原因となり、こちらを立てればあちらが立たずといった状態になってしまっているわけですが、この点を改善していかなければ、今後もっと増えるであろうお年寄りに対して、十分なケアができない状態になってくることでしょう。